近年、企業の長期的な成長戦略の隠れた一要素として注目されている「企業文化」。このカテゴリーでは、「企業文化とは何か」「なぜ、企業文化が重要なのか」といった基本的なことから、ザッポスをはじめとした優れた企業文化をもつ会社の事例まで、会社が社員ぐるみで意図し、皆でつくる「戦略的企業文化」をめぐる諸々の情報を掲載しています。

コア・バリューの浸透なくしては、「セルフ・オーガナイゼーション」は機能しえない―ザッポスCEOトニー・シェイのスピーチより

ロサンゼルスにて、ザッポスCEOトニー・シェイのスピーチを聴いてきました。セミナーの内容は、ザッポスがここ数年導入に注力している「セルフ・オーガナイゼーション」についてでした・・・

詳細 コア・バリューの浸透なくしては、「セルフ・オーガナイゼーション」は機能しえない―ザッポスCEOトニー・シェイのスピーチより

働く人の声を聴きまくれ!

インドのIT企業HCLテクノロジーズ社の社長兼CEO、ヴィニート・ナイアー氏の著者『社員を大切にする会社―五万人と歩んだ企業変革のストーリー』の中には、著者が業績不振に陥った成熟企業を、「従業員第一主義」の企業文化革命を通して、グローバルIT企業を凌ぐ高度成長企業へと転換させた事の顛末が詳しく語られています。

詳細 働く人の声を聴きまくれ!

渡り鳥の編隊のように―企業文化はみんなで創り、みんなで守る―

社内の大多数が参加してこそ、企業文化を維持することができます。これを、ザッポス社CEOのトニー・シェイは渡り鳥の編隊の例を用いて説明しています。渡り鳥のV字編隊に「リーダー」は存在しないということを皆さんはご存知でしょうか。

詳細 渡り鳥の編隊のように―企業文化はみんなで創り、みんなで守る―

「個」の時代だからこそ、ユニークな企業文化が絶対必要条件となる!

1914年に米・フォード社が導入した大量生産方式は、作業の細分化により各工程を簡素化・単純化し、作業員のスキルに依存しない仕組みを築き上げました。これは、働く人がベルトコンベアの速度に合わせて単純作業を繰り返し、時間と労力さえ提供すればいいという仕組みでした。 しかし、工業主体の経済が徐々にサービス経済、そして知識経済に移行するにつれて、この仕組みに歪が出てきました。サービスの現場を考えても、その「作業工程」はかつては工場の生産ラインを模したものでしたが、それでは不十分になってきました。サービスの現場での …

「個」の時代だからこそ、ユニークな企業文化が絶対必要条件となる! Read More »

詳細 「個」の時代だからこそ、ユニークな企業文化が絶対必要条件となる!

現場の人に「意義」を感じてもらう働き方

サンフランシスコを本拠とし、ターゲット顧客層のライフスタイルを発想の出発点としてユニークなホスピタリティ業を展開するジョワ・ド・ヴィーヴル社。創設者のチップ・コンリー氏はサンフランシスコ・ベイエリアのツーリズム市場が干上がった2001年の同時多発テロ後に、マズローの欲求段階説にヒントを得た漸進的な経営手法「ピーク経営」を提唱。一時は倒産の危機にまで直面したジョワ・ド・ヴィーヴル社の経営を見事に180度転換させました。

詳細 現場の人に「意義」を感じてもらう働き方

顧客サービスはクリエイティブ・ワーク

多くの企業は長い間、顧客サービスを「本業を営むためには避けて通ることのDえきない必要悪であり、コスト・センター(コストを生む場所)である」と考え、顧客サービス業務にかかるコストをできる限り切り詰めることに力を注いできました。そのコスト削減の中核となるのが「自動化」であり、人はマシーンを切り盛りする作業員に過ぎませんでした。

詳細 顧客サービスはクリエイティブ・ワーク

先が見えない時代に「未来に羽ばたける」企業とは?(後編)

先の見えない時代である今日、既存の常識では不可能と思われることや、未知、不確実なことに挑戦し続ける企業スタミナが問われるようになっています。そんな中で、「未来に羽ばたくことのできる企業」の資質とは何か、を私なりに考えてみました。

詳細 先が見えない時代に「未来に羽ばたける」企業とは?(後編)

先が見えない時代に「未来に羽ばたける」企業とは?(前編)

市場の不安が高まる中で、「未来の企業」はどうあるべきか、企業がただ「生き残る」ばかりではなく、顧客や従業員など「ステークホルダー」すべてに愛されて繁栄するためにはどんな会社になるべきか、ということについてあらゆる角度から考察してきました。そのひとつの答えになるのが、「コア・バリュー経営」という組織変革/戦略的企業文化構築のためのメソドロジー(方法論)です。ここでは、私が考える「未来に羽ばたく企業の資質」とはいったいどういうものかということについてお話しします。

詳細 先が見えない時代に「未来に羽ばたける」企業とは?(前編)

コア・パーパスが息づく会社をつくるには:その方策(前半)

コア・パーパスは社員のモチベーションやエンゲージメントを高め、会社のパフォーマンスを向上させるうえでの起爆剤になり得る。コア・パーパスはただの標語ではなく、実質的な効果を会社にもたらすものだ。明確なコア・パーパスをもつ会社は、業務やサービスの質においてそれをもたない会社をはるかにしのぐばかりではなく、よりハッピーでよりエンゲージメントの高い社員を生み出す。しかし、「定義すればよい」というものでもない。会社ぐるみで、コア・パーパスを日々実践していくための努力が必要だ。

詳細 コア・パーパスが息づく会社をつくるには:その方策(前半)

コア・バリューが「息づく」会社をつくるには:ある製鉄工場の事例

各コア・バリューが意味することを定義するのは、自社にとってのコア・バリューが「何か」を明確化することと同等に重要だ。コア・バリューが「何か」を決定しただけで終わりではないということだ。自分の会社にとって、各コア・バリューがどんなことを意味するのか、それを定義して文書化する必要がある。その成果物が「コア・バリュー文書」である。

詳細 コア・バリューが「息づく」会社をつくるには:ある製鉄工場の事例