新しいビジネス・モデルから企業文化の取り組みまで、アメリカで行われている最先端の動きを、業界・業種にとらわれず串刺しにしてレポートしています。

2021 年、経営者/企業リーダーがフォーカスすべきは「企業文化」

毎年、年末には「新年に向けてのトレンド予測」的記事が数多く見られる。今年も例外ではないが、先行きがこれほどまでに不確かで予測がつけがたい年もない。しかし、経営者や企業リーダーが、今後に向けて備えるうえで確実にできる/やるべきことがひとつある。それは、会社の文化を整備することだ。社内の文化を育むことは、耐久性の高い組織をつくり、優秀な人材を維持することにつながる。

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「安心」が「ニュー・ラグジュアリー」:コロナ禍のブランディング

コロナ感染拡大が始まって以来、アメリカのスーパーでは数々の安全対策としての設備や仕組みが導入された。「コロナの時代」には、ショッピングを「エンターテイメント」とする価値観自体が根底から覆される。その中で新たに浮上しているのは「ブランディングとしての安全対策」だ。

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コロナの時代に顧客とつながる、ウォルマートのゲリラ的戦略

ウォルマートが全米にある店舗のうち160か所の駐車場を利用し、「ドライブイン式映画館」を臨時運営するという。・・・ここ数年、ウォルマートはミレニアル世代(80年代から2000年にかけて生まれた世代)を顧客に取り込もうと努力に努力を重ねてきた。依然として世界最大、米国最大のリテーラーという規模ゆえの強みはあるものの、「ウォルマート」といえばどうしても古臭いイメージがつきまとう・・・

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隔離(コロナ)の時代に、いかにIntimacy(親密さ)を保つのか

コロナの時代に課題として浮上していることがいくつかある。たとえば、この「隔離の時代」に、いかにつながりを保つのか。そして企業はいかにそれを支援できるかだ。本記事では、米企業の取り組みとして、ウォルマート社の事例をご紹介すあす。

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パンデミック時代の「ブランド・オーセンティシティ」

世界的なパンデミックが襲い、私たちの生活を脅かしています。加えて、アメリカでは社会運動の嵐が巻き起こっています。そんな中、アメリカの生活者が企業に求めているのは「ブランド・オーセンティシティ」です。「ブランド・オーセンティシティ」とは、「ブランド」が「オーセンティック(本物)」であるということです。これが何を意味するのか、本記事では「企業ブランド」にフォーカスをおいて、少し噛み砕いて説明していきます。

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「リモートワーク」は、企業文化に死をもたらすのか?

新型コロナウィルス感染拡大による三カ月の体験を通して、アメリカのホワイトカラー・ワーカーの多くが、生産性や機能的な側面からいえば、オフィスでも在宅でも支障なく仕事をこなせることに気づいた。しかし、「同僚」同士が顔を合わせることがめったになくなった今、どうやって「企業文化」を維持していくのか、また、「コラボレーション」を促進するのかがリーダーシップの悩みの種となっている・・・

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コロナ時代のコスト・モデル

コロナ・ショックにより引き起こされた経済不況の中、生活者の財布のひもは固く締められている。食品や生活必需品ならまだしも、他の商品やサービスの場合、「買う気を起こさせる」のは困難を極める偉業だ。そして、比較的安定した売上を上げている店舗も順風満帆というわけではなく、防護用品の整備、コロナ感染防止対策としての新しいプロトコルの執行にまつわるコストがかさみ、利益を食いつぶしている。

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テレワークの時代に「会社」としての一体感や仲間意識を維持するには?

コロナショックがきっかけとなって、アメリカ中のオフィス・ワーカーというオフィス・ワーカーが一気に「在宅勤務」を強いられることになった。一時はアメリカの人口の95%が「ロックダウン」となり、「テレワーク(アメリカでは「リモート・ワーク」)が突如としてメインストリームな働き方となった。・・・そこで浮き彫りになってきたのが、「オフィス」という場所/物理的な空間が、従業員のエクスペリエンスやエンゲージメントにどんなに大きく貢献していたかという事実だ。

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ウーバーとグラブハブ:生き残りをかけた憎まれっ子同士の合併

米ライドシェア最大手のウーバーと、料理宅配サービス最大手のグラブハブが合併交渉中というニュースが報道され、話題になっています。コロナ・ショックの影響で、ウーバーが本業とする「人」の輸送ビジネスが大きな打撃を受ける中、かたや宅配需要が急騰し事業的には大繁盛している料理宅配業者を買収することで、生き残りを図ろうという動きです。

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