コア・バリュー経営は、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスを本拠とする日米間ビジネス・コンサルティング会社、ダイナ・サーチ、インクの代表取締役、石塚しのぶ (現コア・バリュー経営協会理事)により開発されました。
コア・バリュー経営開発の発端は?
2008年にラスベガスで開催された『コミュニティ2.0』カンファレンスの席で、アメリカのネット通販会社、ザッポス社のCEOトニー・シェイと出会い、その卓越した「サービス文化」の要であるコア・バリューの研究に着手したのが発端です。
長期に維持可能な成長戦略は「卓越した企業文化の構築」に他ならない、との確信を抱いた石塚は、ザッポスのみならず、米国、そして日本で「独自性溢れる企業文化」で知られる多くの会社を研究し、その共通項を体系化し、「コア・バリュー(中核となる価値観)」の共有を通して戦略的な企業文化を構築する「コア・バリュー経営」という手法にまとめ上げました。
コア・バリュー経営開発・提唱者 石塚しのぶ
一般社団法人コア・バリュー経営協会理事、ダイナ・サーチ、インク代表
南カリフォルニア大学オペレーション・リサーチ学科修士課程修了。米国企業で経験を積んだのち、1982年に日米間のビジネス・コンサルティング会社、ダイナ・サーチ(Dyna-Search, Inc.)をカリフォルニア州ロサンゼルスに設立。米優良企業の研究を通し、日本企業の革新を支援してきた。
アメリカのネット通販会社ザッポスや、規模ではなく偉大さを追求する中小企業群スモール・ジャイアンツなどの研究を踏まえ、生活者主体の時代に対応する経営革新手法として「コア・バリュー経営」を提唱。2009年以来、社員も顧客もハッピーで、生産性の高い会社を目指す志の高い経営者を対象に、コンサルティング・執筆・講演・リーダーシップ教育活動を精力的に行っている。
近年、長年の研究成果として、共通の目的と価値観のもとに、会社が強く結束し、社員が自立して働く経営革新手法「コア・バリュー経営」を開発。「コ ア・バリュー経営」の開発/提唱者として、日本の企業・組織に対し、導入支援を行っている。その他戦略立案アドバイザリー、講演、執筆などに従事。主な著書に『コア・バリュー・リーダーシップ』/PHPエディターズ・グループ、『アメリカで「小さいのに偉大だ! 」といわれる企業の、シンプルで強い戦略』/PHP研究所、『未来企業は共に夢を見る ~コア・バリュー経営~』/東京図書出版会、『ザッポスの奇跡 改訂版』/廣済堂出版など。