コア・パーパスって何?
コア・パーパスとは、「中核となる目的」、言い換えれば「会社の存在意義」のことです。会社が「何のために存在するのか」を定義したもので、コア・バリュー(中核となる価値観)を定めるうえでの基本としての役割を果たします。
コア・パーパスの条件
コア・パーパスとは社会に対して価値を生み出すことが企業の存在目的であるという考え方に基づくものです。従って、コア・パーパスとは、「一兆円企業になる」とか「業界で一番になる」といった利己的なものではなく、他利(他者に向けた価値創造)の要素を含むものでなくてはなりません。
なぜ今、コア・パーパスが必要なのか?
現代は、人々の世界観や人生観がかつてとは大きく異なる時代となり、企業を取り巻く環境は劇的に変化しています。
働く人々にとって、もはや給料をもらうことだけではその会社で働く理由にならなくなり、それ以上の精神的な充足や意義を求めるようになりました。
この変化に対応するため、企業は「なぜこの仕事をしているのか」という目的を明確にする必要があります。目的が明確になることで、従業員の日々の仕事に深い意義がもたらされ、楽しさが生まれます。
また、顧客の購買行動も変化しています。製品の質が良く価格が安いだけでは、もはや買う理由にはなりません。それよりも、その会社が私たちの生活をどう良くしてくれるのか、社会にどんな価値を与えるのかという視点が、企業の評価と選ばれる理由に強くつながっています。
このように、社内外のあらゆるステークホルダーとの強固な結びつきを築くために、コア・パーパスを明文化することが不可欠です。コア・パーパスの共有は、会社の存在意義を社内に深く浸透させ、結果として組織の結束力や団結力を格段に高める力となるのです。