企業文化にいつ取り組むべきか
企業文化にはどのくらいの時期から取り組むべきなのでしょうか?起業して間もない頃というのは、人数も少ないので意思の疎通がしやすく、同じ気持ちで働けることが多いのです。ところが人数が多くなってくると、価値観にばらつきが出てきます。
企業文化にはどのくらいの時期から取り組むべきなのでしょうか?起業して間もない頃というのは、人数も少ないので意思の疎通がしやすく、同じ気持ちで働けることが多いのです。ところが人数が多くなってくると、価値観にばらつきが出てきます。
「VOC(ボイス・オブ・カスタマー)」プログラムは、かなり以前から企業で活用されてきました。特に、90年代になり、「顧客主導型市場」などという言葉がビジネス界のキーワードのようになってきた時代には、顧客の声を聴くことの大切さがいろいろと討議されてきました。では、なぜ、「働く人の声を聴く」ことが重要なのでしょうか・・・
「組織の健全性」とはいったいどんなことを意味するのでしょうか。・・・会社の経営を考えるうえで、「事業戦略」にばかり偏ったフォーカスが置かれるのはよくあることですが、これからの経営では、「組織戦略」にも等しく気を配ることが会社が競合と一線を画し、厳しい変化の時代を乗り越え、繁栄していくためのカギになります。
昨今において、特にサービスのデリバリーで競合に大きな差をつけ、頭角を現している会社が際立っているのは人的要素です。これは、今日の企業経営におけるバズワードが人財(ヒューマン・キャピタル)、情的資本(エモーショナル・キャピタル)、ダイバーシティ、エンゲージメントなど・・・。人の力が企業価値に与えるインパクトがこれほどまでに問われた時代は未だかつてありません。
スタートアップが生き残り、事業的にも組織的にも成熟していくまでの道は険しい。急速に成長しているスタートアップであればなおさらだ。・・・そんな時、堅固な企業文化と、価値観の共有によって培われた結束の強い組織があれば苦境を乗り越えられる。
二代目、三代目、あるいは四代目社長が事業を承継する際に直面する難題。会社の規模や、属している業界・市場の状況や財務の状況など、具体的な課題は会社によって異なるとは思いますが、誰もが抱えるジレンマのひとつに、「先人が築いてきた伝統を大切にしながら、自分なりのビジョンを描いて会社を刷新する」ことがあるのではないでしょうか・・・
ロサンゼルスにて、日本から来訪された経営者グループ、MG会の皆様に、『米国企業に学ぶコア・バリュー経営最前線』というテーマで講演させていただきました。
今から10年くらい前のこと、私は、『ッポスの奇跡』という本を書いた。当時、アメリカのビジネス界に旋風を巻き起こしていた「ザッポス」という靴のネット通販会社の「企業文化戦略」についての本だ。アマゾンによる買収から11年。この間に、ザッポスのトニー・シェイは「ホラクラシー=セルフ・マネジメント」という新しい組織体制を導入し、称賛と同じくらいの批判も受けてきた。今日は、あらためてザッポスについてお話する。
オンボーディングは、新入社員が新しい環境や役割に一刻も早く慣れ親しむことを助けるプロセスのことを指しますが、その重要性は見落とされがちです。・・・効果的なオンボーディングは会社によっても異なるため、すべてのケースにあてはまる「オンボーディングのやり方」は存在しませんが、早くからそれを考え始めることに価値がありそうです。
ザッポス社CEOのトニー・シェイは、著書『Delivering Happiness』の中で、人が幸せを感じるために必要な条件のひとつとして「つながり」を挙げています。よく言われることですが、人間というのは社会的動物であり、機能的そして感情的な意味での「一人で生きていく」ことは不可能です。